vol.01 太陽の熱や光をもっと活用しよう!
全ての人に降り注ぐ太陽。この太陽エネルギーを上手に使うことは、これからの私たちにとっての大きなテーマです。
最近では「ソーラー」と聞くと、太陽光発電をイメージする人も多いと思いますが、 実は太古の昔から人々はたくさんの太陽の恩恵を受けてきました。
当たり前すぎて忘れがちですが、昼間明るいのは太陽のおかげです。
蛍光灯をつけた部屋の明るさは500ルクス程度なのに対して、晴天時の屋外は100,000ルクス、曇天時でも20,000〜30,000ルクスの明るさ。
いかに太陽が明るいかおわかりいただけるとでしょう。明かり以外にも洗濯物を乾かしたり、日向ぼっこしたりと、人々は太陽の恵みを上手に暮らしに取り入れてきました。
ちょっと工夫すれば太陽は料理にも使えます。
そのための道具の名前は「ソーラークッカー」です。
パラボラアンテナのような形を太陽の方角にセットして、真ん中に鍋を置くだけ。
「煮る」、「茹でる」はもちろん、ホットケーキやポップコーン、鍋を網に替えればお餅も焼けます。
ただし、時間の経過とともに太陽の位置が変わるので「火の見張り番」ならぬ「陽の見張り番」が必要です。
一日の太陽の動きや季節ごとの太陽の高度について、料理をしながら実感できるということから、学校の理科の教材としても人気急上昇中とか。
また、災害時の防災グッズとしても心強い味方。まさにシンプルでエコな調理方法です。
このコーナーは、きづき編集部とOMclass編集部が編集いたしました。