vol.07 眠りのためのリラックスタイム
台風や猛暑日が入れ替わり立ち替わり訪れた今年の夏でしたが、
台風が過ぎるごとに、一段一段、少しづつですが空気が秋へと移っていく気配を感じます。
最近では、夏バテならぬ秋バテという言葉もあるようで、
夏の間の疲れが涼しくなってきた後にドッと出てしまう人が増えているようです。熱帯夜でよい睡眠がとりにくかった季節が終わります。早目によりよい眠りの環境を整えて、秋バテにならないようにしたいですね。 体温は一旦上がると必ず下がるという体のリズムを利用して、夜、入浴することは、
リラックスやリフレッシュするだけでなく、毎日の快眠のためにもとても有効なのです。
真夏の暑さが落ち着いてくると、シャワーでなく湯船につかることが心地よくなります。
少しぬるめの湯にじっくりつかって深部体温をあげるには、好きな香りの入浴剤などを入れてバスタイムを楽しむのもよいでしょう。また、ただ“じっくり”つかるよりは、リラックスのために作られた音楽CDや、好きなな音源をゆっくり楽しみながら、時間をかけて入浴することもよいでしょう。
室内の冷房と真夏日の厳しい温度差に自律神経が乱れている人も多いかもしれません。
一日の終わりに、ゆっくりと入浴タイムをとることが、体のリセットとスムーズな入眠につながります。
Good Good Sleep Music
ねむりラボ・オムロンヘルスケア監修
この生活知識の執筆者
鍛治 恵かじめぐみ
- NPO睡眠文化研究会事務局長
- 睡眠改善インストラクター
プロフィール
1989年、ロフテー株式会社に入社。快眠スタジオに配属後、睡眠文化の調査研究業務に従事。睡眠文化研究所の設立にともない研究所に異動。2009年ロフテー株式会社を退社し、フリーで睡眠文化研究を企画する。
著書に「ぐっすり。」(新潮社2013年)
NPO法人睡眠文化研究会
鍛治オフィシャルサイト