vol.02 新しい年、眠りのリセット
立春を迎えました。空気は冷たいですが、日の長さや明るさ、草花の芽吹きなどから、日に日に春を感じますね。現代の暦が使われる前は、旧暦によって立春の頃が正月、一年の始まりと考えられていました。今年はこのタイミングに、新しい快眠生活の一年をスタートさせてみませんか。
「快眠」と言うと、つい眠ろうとしてからのことをイメージしがちですが、実は眠っている間のことだけではないのです。夜、ぐっすり眠るために大切なことは、朝の目覚め方にもポイントがあります。朝起きてからだいたい16時間から17時間後に、眠りに就きやすいタイミングがやってくるように体内時計がセットされています。そして、私たちの体は目を閉じていても光を感知して起きる準備を始めているのです。よりよい目覚めのためには、朝日が入るようなカーテンが望ましいですが、遮光カーテンをお使いの場合は、閉め切って真っ暗にしてしまわないのが翌朝の快眠につながります。
また、春先は花粉の飛散が始まり、花粉アレルギーの方には快眠しづらい季節でもあります。この時期は寝具も外に干さず、室内で家具に掛けるなどして通気に心がけるようにしましょう。空気清浄器などを寝室で有効に活用して過ごすのもよいですね。アレルギー反応に関係する免疫力は睡眠が不足すると低下してしまいます。きちんと眠ることも、根本的な花粉症対策の一つです。
アルジャブル オーダーメードリネンカーテン
OMの家の空気清浄システム OMエアフォール
この生活知識の執筆者
鍛治 恵かじめぐみ
- NPO睡眠文化研究会事務局長
- 睡眠改善インストラクター
プロフィール
1989年、ロフテー株式会社に入社。快眠スタジオに配属後、睡眠文化の調査研究業務に従事。睡眠文化研究所の設立にともない研究所に異動。2009年ロフテー株式会社を退社し、フリーで睡眠文化研究を企画する。
著書に「ぐっすり。」(新潮社2013年)
NPO法人睡眠文化研究会
鍛治オフィシャルサイト