季節と睡眠
2016/12/16

vol.09 冬の大事な冷え対策

冬も本番を迎え、冷え込む日が増えてきました。特に寒さで寝つきにくさを感じている方も多いかも知れません。今回は、そんな季節に心地よく眠りにつく方法をご紹介します。 気温が下がると、筋肉が緊張したり、血管が収縮して血液の流れが悪くなることから、眠りにくいと感じることがあります。寝室の暖房を16~19℃の間に設定すると、もっとも睡眠感がよいという実験結果もでています。さらに、寝室の温度が13℃を下回ると寒さで目覚めてしまい、寝つきも悪くなってしまうので、冷え込みすぎには注意しましょう。



また、冬は布団の中と部屋の温度との差が大きくなります。冬でも布団の中の温度は30℃以上なのに対し、通常のトイレや廊下は10℃近くにまで冷え込みます。急激な温度変化は、目が冴えて中途覚醒させてしまうだけでなく、血圧上昇を招くなどの影響も出ます。特に、中高年以上では、夜間のトイレ覚醒が多くなりがちですので、住宅内での温度差を抑える環境づくりが、よりよい眠りのためにも大切といえるでしょう。  眠っている間に、寝返りによって首の周りや肩口にスキマが開くと、そこに冷たい外気が入ることで睡眠が中断されてしまう場合があります。あるいは、肩の冷えが肩こりの原因になっていることもありますので、肩や首周りの防寒対策をするのもおすすめです。


OMソーラー株式会社と、慶應義塾大学 理工学部(伊香賀俊治教授)、自治医科大学 循環器内科学部門(苅尾七臣教授)、オムロンヘルスケア株式会社による共同調査では、 「就寝中の寝室室温が低いと、起床後に測定する朝の血圧は上昇」という結果がでています。 詳しくはこちらのページもご覧ください。
▶︎「住まいと健康」に関する共同調査



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この生活知識の執筆者

鍛治 恵

鍛治 恵かじめぐみ

  • NPO睡眠文化研究会事務局長
  • 睡眠改善インストラクター

プロフィール

1989年、ロフテー株式会社に入社。快眠スタジオに配属後、睡眠文化の調査研究業務に従事。睡眠文化研究所の設立にともない研究所に異動。2009年ロフテー株式会社を退社し、フリーで睡眠文化研究を企画する。
著書に「ぐっすり。」(新潮社2013年)
NPO法人睡眠文化研究会
鍛治オフィシャルサイト